水産練り製品業界の現状
水産練り製品の主原料となるスケソウダラの捕獲量は1980年代をピークに減量しており、近年は輸入すり身の価格高騰と円安により水産練り製品の生産コストはかつてないほど高騰しています。水産練り製品メーカーの業況も悪化しており、半数以上の製造業者が赤字経営に陥っていると言われています。
水産練り製品の生産量は1975年以降減少傾向にありますが、近年の健康志向によるフィッシュプロテインへの注目もあり、今後の市場は微増ながらも続伸が見込まれています。
おいしさとコストの両面で消費者が満足する製品を開発するために、すり身と副原料を最適に調整する必要があります。